都議会レポート20号を発行しました!
- masahirohosaka
- 2月26日
- 読了時間: 10分
更新日:4月8日
令和7年度予算を視野に入れた質疑や取り組み、地元でのこれまでの取組み内容などをまとめました。是非、ご確認ください。
※記事内容は令和7年2月現在です。
ポイント解説
① もっと!暮らしを応援 第2弾 TOKYO元気 キャンペーン
12月11日から12月27日まで都内の対象店舗に おいて、商品購入やサービス利用の支払いを対象の QRコード決済すると、最大10%のポイントを還元するキャンペーンを実施します。予算を前回より約50億円増額し150億円にしました。
② コロナワクチン接種
新型コロナウィルスの冬の感染拡大に備え、特に重症化が懸念される高齢者等が接種を受けやすいよう、自己負担を2,500円以下にする区市町村に対して、都独自に1人あたり1,000円の補助を行います。
③ 学校給食無償化 東京全域に拡大へ
23区では4月から学校給食費の無償化が実現しました。 財源の厳しい多摩地域でも広げるため、多摩及び島しょ部の市町村へ新たな財政支援を行い、都内全自治体での学校給食費の無償化を実現します。
子ども・子育て政策をさらに進めます
●第1子から保育料無償化へ
私たちはこれまで、所得や第1子の年齢を問わず「第2子以降の保育料の無償化」を進めてきました。さらに拡充を都に求め、「第1子からの 無償化」を来年度中の実施に向けて後押ししています。
●東京全域で所得制限のない 子供医療費無償化へ
私たちは、全ての子どもの健全な 育ちと、子育ての経済的負担軽減 を進めています。23区では医療費無償化が実現したものの、市町村では所得制限がある地域もあります。 来年10月から所得制限を撤廃するため、市町村への 財政支援を増やすよう、都に対して要望を続けています。
●東京都認証学童クラブ
私たちが要望した都独自の基準による新たな学童クラブの認証制度が、実現に向かっています。夏休み中の昼食提供、きめ細かな支援に適した定員規模、子どもが活動内容を選べる豊かな放課後の過ごし方など、来年度早期からの運用開始に向けて検討が加速しています。
●朝の学校に居場所づくり
親の出勤後、ひとりになってしまう小学生の朝の居場所づくりを、近年強く求められています。学校開始前の時間帯に、児童が安心して過ごせるよう校庭開放などをする区市町村を、都が後押しする制度の創設に向けて検討が始まります。
●所得制限なし・私立中学校授業料上限10万円支援
私たちは教育費の負担軽減を進めています。今年度から都内在住で私立中学校等の生徒に年上限10万円を支援します。
★全国初カスタマー・ハラスメント防止条例
「東京都カスタマー・ハラスメント防止条例」が、全国で初めて成立しました。
2025年4月から施行されます。
●カスハラ防止条例のポイント
・社会全体でカスハラを防止
・客と働く人は対等に尊重し合う立場
・カスハラ一律禁止(誰もがあらゆる場でカスハラをしてはならない)
・事業者はカスハラを受けた就業者の安全確保に努める
・正当な顧客の要求やクレームをカスハラだと不当に侵害しないよう留意しなければならない
・都は「カスタマー・ハラスメントの防止に関する指針」を定めて公表する
●カスタマーハラスメント(カスハラ)とは?
顧客等から就業者に対し、その業務に関して行われる著しい迷惑行為であって、就業環境を害するもの。具体的には、暴行や脅迫、正当な理由がない過度な要求、暴言など不当な行為など。
高齢者の施策を充実します
●介護職員の給与制度改革へ
私たちはこれまで介護職員の宿舎借り上げ支援の拡充、月1~2万円の居住支援特別手当など、介護施策の充実を進めてきました。今定例会では、現場ニーズを踏まえた実効性の高い人事給与制度の構築を提案しました。都は人材育成の仕組みづくりに向けて実態を把握し、関係団体の意見を聞き、望ましい制度の在り方を検討していくと答弁しました。介護人材の確保定着をさらに進めます。
●認知症専門病院の 整備検討へ
都では今年度から「TOKYO認知症施策推進プロジェクト」 を進めています。今定例会では、認知症の早期診断・早期対応に向け検診の補助対象を拡大し、認知症専門病院の整備を検討することになりました。
地域での取り組み
●隅田川テラス整備(橋場2丁目)が間もなく完成します!
台東区内のテラス連続化に向けて、最終未整備区間(橋場2丁目 約50M)の整備実現を目指し、特に地域の皆様の声を聞きながら、都に粘り強く要望を してきました。その結果、設計、工事と進み、この度、ようやく今年度内の 工事完了が見えてきました。白髭橋や地元地域と隅田川との連続性を重点的に、スロープ整備も実施。台東区の北の玄関口として、これまで取り組んできた白髭橋の化粧直し、ライトアップに続いて、テラス整備が完了することにより、地域との一体的なまちづくりを進めていきます。
第11回上野の森ハーフマラソン大会を実施!東京2025デフリンピックもPR!
地域振興と上野公園でのスポーツ文化振興を目的として立ち上がり、お手伝いしている「第11回上野の森ハーフマラソン」が上野恩賜公園にて 令和6年12月15日に開催されました。1,000名を超えるランナーが参加され、100名以上からなる地域ボランティアが見守る中、無事に終わりました。今回は特に地元台東区の協力をいただき、区内各町会や区民施設での告知も 展開され、多くの区民ランナーも参加されました。さらに、2025年11月に 東京開催が決まりました「デフリンピック」の積極的なPRも行いました。
Q&A「環境・建設委員会」にて 質疑しました!
1.隅田川スーパー堤防 隅田川スーパー堤防整備と水辺の賑わい
Q1 台東区内のスーパー堤防整備特に現在南部の柳橋地区での整備を着実に進めるとともに(蔵前のなまこ壁)修景の配慮もしていくべきではないか。
※川と町との親水性を高めるため、スロープ、エレベーター設置なども求めています。
A1 現在、民間側において既存建物の解体工事を実施中。都はこれまでに、当該地区において地質 調査や築堤設計等を実施しており、今年度から築堤後の修景等に関する設計を実施予定。今後も、スーパー堤防の完成に向けて、引き続き民間開発の進捗に合わせ、設計や工事に取り組む。さらに、当該区間のスーパー堤防の整備に伴い、修景された防潮堤を撤去することとなるが、今後設計の中で、既存の壁面との連続性等に配慮していく。
Q2 テラスの連続化や賑わい創出の環境を積極的に進めていくべきではないか。
※特に隅田川と神田川との合流部での柳橋へのアクセスを求めています。
A2隅田川と神田川との合流部の台東区側では、防潮堤の背後に建物が近接しており、テラスから背後地にアクセスできる階段等の設置が困難なため、テラスが行き止まりの状況。
今後、背後地の開発が実施される場合には、 テラスからのアクセスについて調整を行っていく。
Q3水辺の賑わいのための規制緩和や住民理解を戦略的に取り組むべきではないか。
※イベント場所も固定化せず、「かわてらす」を進めるべきエリア周辺でも実施を。
A3都では、河川占用の規制緩和により、川沿いの店から防潮堤の上までデッキを張り出し、飲食 を楽しめる「かわてらす」を誘導してきた。これまでに隅田川では、台東区内の3店舗を含む、5店舗で設置。また、先月には、隅田川マルシェが台東区内の蔵前で開催されるなど、民間事 業者によるテラスの利活用も進めている。引き続き民間事業者と調整しながら、「かわてらす」設置やマルシェの開催等、水辺の利活用を促進し、水辺のにぎわいを創出していく。
2. 土砂災害対策について
Q1.降雨で土砂災害リスクが高まった際に、住民への早めの避難誘導を促すべきではないか。 ※台東区内にも対象となるエリア(池之端2丁目、谷中2丁目)が存在し、住民への徹底周知や 避難誘導だけでなく、斜面の安全対策も東京都や台東区に求めています。
A1. 住民の早めの避難に役立てることを目的に、新たに本年5月から、「東京都土砂災害危険度情報」を 配信している。この危険度情報は、赤は高齢者避難、紫は全員避難など、大雨による土砂災害発生 の危険度を地図上で5段階に色分けして表示することで、現在地の状況がリアルタイムにスマートフォンなどで確認できるものである。これらの情報を活用し、土砂災害警戒区域等が新たに指定 される際の住民説明会や防災イベント等において、早めの避難が重要であることを周知していく。
3. 無電柱化について
Q1.台東区内の区道の無電柱化を加速するべく、東京都からの一層の支援が必要ではないか。 ※都道の整備はほぼ完了に近い状況である一方、区道の無電柱化はまだまだな状況。
A1.台東区内の都道においては、浅草通りや国際通りなどで無電柱化が完了、現在、言問通りにおいて舗装復旧工事を実施中。区は、平成29年度から都による無電柱化チャレンジ支援事業制度を活用、現在、浅草寺周辺地区と谷中地区内の4路線で無電柱化事業を実施中。今年度は、浅草寺周辺地区において電線共同溝本体工事に着手、谷中地区においては電線共同溝本体工事に向けた試掘調査を実施中。引き続き、台東区への財政支援・技術支援を行い、区道の無電柱化を促進。
※谷中の防災力強化のため、六阿弥陀通りの無電柱化整備の準備をしている。その後、彫塑館通り整備を求めるとともに、更に三崎坂(都道)も次期計画に盛り込むよう都に要請中。
4. 都立 上野恩賜公園 都立上野恩賜公園について
1. 公園整備についてについて
Q1. アート クロス 弁天 ひろば 東京芸術大学に近接する「アート・クロス」、旧台東区上野区民館跡地「弁天ひろば」の整備は、公園のエントランス機能や防災機能も充実していくべきでないか。
※多くの方が気持ちよく利用できる、空間整備も求めています。
A1. 谷中側からの入口については、黒田記念館や旧東京音楽学校奏楽堂など 周辺の歴史的な建造物を見渡せ、休息や憩いの場ともなる広場機能を 持たせたエントランス空間へ改修することとしており、トイレの移設や自然石舗装を整備。 旧区民館跡地については、一層の賑わいの創出に向けて、多様なイベントが開催されている弁天門前の広場と一体となった開放的な広場に拡張整備。旧区民館跡地の一画に、情報発信のためのデジタルサイネージや防災倉 庫を併設したトイレを整備することとしており、現在、工事に着手。 これらの施設については、来年度の供用開始に向けて整備を推進。
2. スローモビリティの導入ついて
Q1. 区による、小型で低速の電気自動車であるグリーンスローモビリティを活用した持続可能な 地域公共交通のあり方を検証する実証事業を後押しすべきではないか。
※多くの方が訪れる上野公園内の回遊性向上に向けても、区との一層の連携を求めています。
A1. 上野公園は、上野の山と不忍池が広がる低地により構成される高低差の ある地形の中に、美術館、資料館等の主要施設が点在していることなどから、円滑な移動のサポートに資する取組は有意義である。今回の区の 実証実験は、小型で低速の電気自動車、グリーンスローモビリティを活用し、誰もが安心して快適に移動できる手段を提供しようとする試みであり、こうした取組は、公園内における移動の円滑化や利用者にとっての利便性の向上につながると認識している。
3. 受動喫煙対策について
Q1.公園内の受動喫煙対策は、喫煙マナーを守らない喫煙者に強く求めるべきではないか。 ※マナーだけでなく喫煙所の更なる整備や場所の周知も必要です。
A1.上野公園では、今年度、園内放送によるルール順守の呼びかけや、喫煙が多く行われている場所への巡回回数を増やすなど、受動喫煙対策の強化を行っている。園内に設置している案内板の更新作業を行う際に、喫煙所の位置をわかりやすく表示もしていく。
5. 都立 恩賜上野動物園 都立 恩賜上野動物園について
新たなジャイアントパンダの受け入れについて
※上野動物園や上野のまちのシンボルとして、13年間に及び飼育されてきましたリーリーとシンシンが中国へ返還されました。 今後、新たなジャイアントパンダを中国から迎えるべく、中国との協議を 小池知事に強く求めています。
Q1.新たなパンダを迎えるべく、中国とのパンダ繁殖研究プロジェクトを継続していくべきではないか。
A1. このパンダのプロジェクトは、リーリー、シンシンの来園以来、これまで13年間に渡り取り組んできた。野生動物の保全への取組は重要であり、これからも本プロジェクトを継続していきたい。今後、13年間のパンダの飼育・繁殖の成果を総括するとともに、これからの繁殖研究にどのように 貢献できるかを整理するなど、新たなプロジェクトに向けて万全の備えをとる。
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